クラウドソーシングで最初の1件を取るまでにやること
実績ゼロが最大の壁になる理由と、その外し方。提案文の構成、単価の考え方、避けたほうがいい募集の見分け方を、応募する前の準備から順に整理します。
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クラウドソーシングで最も難しいのは、2件目以降ではなく1件目です。評価がゼロの状態では、発注者から見てあなたが仕事をやり切るかどうかの判断材料がないためです。
逆に言えば、1件目さえ通れば景色が変わります。ここでは、その1件を取るまでに絞って書きます。
なぜ実績ゼロが不利なのか
発注者の立場で考えると分かりやすい。募集をかけると20〜50件の応募が来ます。全員を精査する時間はないので、まず絞り込みます。
絞り込みの基準は、たいてい次の順です。
- 評価が一定以上あるか
- 過去の実績に近い案件があるか
- 提案文が募集内容を読んでいるか
実績ゼロだと1と2で落ちます。つまり勝負できるのは3だけです。ここに力を集中させます。
応募する前にやる3つの準備
1. プロフィールを埋める
意外なほど多くの人が空欄のまま応募しています。埋めるだけで上位に来ます。
書くこと:
- できること(具体的に。「文章が書けます」ではなく「医療系の記事を〜の経験から書けます」)
- 稼働できる時間帯と、週あたりの時間
- 連絡がつく時間
稼働時間を書くのは効きます。発注者が最も恐れているのは「途中で連絡が取れなくなること」だからです。
2. サンプルを1つ作る
実績がないなら、発注されていない仕事を自分で作る。記事なら1本書いてみる。デザインなら架空の案件で1点作る。
これがあると、提案文に「こういうものが作れます」と添付できます。評価ゼロの不利を、部分的に打ち消せます。
3. 募集を50件読む
応募せずに、まず読むだけ。相場、よく求められる条件、地雷案件の書き方が見えてきます。
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラで、それぞれ違う傾向があります。ココナラは自分から出品する形なので、応募型が苦手なら向くかもしれません。
提案文の構成
テンプレートを貼るだけの応募は落ちます。読めば分かるからです。次の4要素を、この順で。
- 募集内容に触れる一文 — 「〜という点、承知しました」など、読んだ証拠を最初に置く
- できることを具体的に — 抽象的な自己アピールは飛ばされる
- 納期と稼働の具体 — 「〇日までに納品できます」「平日夜と土日に稼働できます」
- サンプルまたは近い経験 — 準備2で作ったもの
長く書く必要はありません。300字前後で十分です。長い提案文は読まれません。
やらないほうがいいこと:
- 熱意だけを書く(「精一杯がんばります」は判断材料になりません)
- 経歴を長々と書く(募集と関係ない部分は不要)
- 単価交渉を最初のメッセージでする
単価をどう考えるか
1件目は単価を気にしないでください。 これは搾取を勧めているのではなく、順序の問題です。
評価ゼロという状態が最大の障壁なので、まずそれを外すことに集中する。1件目で評価を得て、2件目以降で単価を上げる。多くの人が1件目で単価にこだわって、いつまでも0件のままになります。
ただし下限は決めておいてください。時給換算で自分が納得できないラインを下回る案件は、実績のためでも受けない。ここを曖昧にすると、安い案件を延々受け続けることになります。
避けたほうがいい募集
読んでいて次のような特徴があるものは、見送ってよいと思います。
- 業務内容が具体的に書かれていない(着手後に条件が変わりやすい)
- 「未経験歓迎・高収入」を強調している(相場から外れた条件には理由があります)
- プラットフォーム外での連絡を最初から求める(規約違反であることが多く、トラブル時に保護されません)
- テスト課題が無償で、かつ分量が多い(数千字の記事を無償で書かせるようなもの)
- 登録料や教材費を求める(発注者側が受注者から金銭を得る構造は不自然です)
最後の2つは特に注意してください。仕事を得るためにお金を払う構造になっているものは、まず疑ったほうがいい。
1件目が取れた後
- 納期は必ず守る。遅れそうなら早めに連絡する(遅れること自体より、連絡がないことが問題視されます)
- 納品後に評価を依頼する。評価が付かないと実績になりません
- 同じ発注者からの継続を狙う。新規獲得より継続のほうがはるかに楽です
最初にやること
応募せずに、募集を50件読んでください。相場、よく求められる条件、地雷案件の書き方が見えてきます。
読み終わってからプロフィールを埋めて、サンプルを1つ作る。実績ゼロで勝負できるのは提案文だけなので、そこに材料を用意しておく。提案文は300字前後で十分です。長いものは読まれません。
登録料や教材費を求めてくる募集は見送ってください。仕事を得るためにお金を払う構造になっているものは、まず疑ったほうがいい。
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